代謝とは

「年齢を重ねていくと、代謝が落ち、免疫が働かなくなる・・・」よくみかける記事ですが、「代謝が落ちる」とはどういうことなんでしょうか?

その前に、くすり屋に来られるお客様に「代謝が落ちてますよ」と言って理解できる人っていてるのでしょうか?イメージできませんよね。そうなんですよ、専門用語をかみ砕いて説明しないとわかってもらえないのです。くすり屋の先輩から「小学生が理解できて大学生がなるほどと言う説明をしないさい」と教えられました。

「代謝」とは、食品工場に例えると、肉・魚や野菜の原材料を工場の作業員さんが加工、調理、包装、検査、出荷するという一連の工程ということになります。

私たちは毎日、肉・魚・野菜・穀物などを食べてそれが体内で加工されて血肉やエネルギーになって行きます。そして不要になったものは大小便や汗などになって排出されていきます。これらを全て「代謝」と言ってます。

「免疫」は警官や消防士・レスキュー隊が我々の生命と財産を守ってくれているとイメージしていただければわかりやすいと思います。

「落ちる」とは、工場で例えるなら、毎日作る数が減っていって出荷量が不足するということになります。免疫である警官や消防士・レスキュー隊の数が不足すれば大変なことになりますね、治安が悪くなります。

代謝に関して言えば「落ちる」ともうひとつ「乱れる」があります。代謝が乱れるのは年齢は関係ありません。乱れる原因はストレスだからです。

工場で例えるなら管理職の判断が間違ってしまったので多く作ったり、出来損ないになったり、せっかく作ったのに出荷できないなどのトラブルが発生します。

守る免疫の場合、緊急事態が発生しているのに出動しなかったり間違った場所へ行ったりして事故を防げないといったことが起きます。

「代謝」というたった2文字なのですがとても大切な、健康の基本なので大切にしていきましょう。

このような説明でご理解いただいているわけです。

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